コラム第22回 大谷翔平とDNAの壁(※閲覧注意)
メジャーリーグで野球ゲームかっ!と思わせるほどの活躍を見せている大谷翔平。もう触れないわけにはいかないでしょう。
(閲覧注意としたのはこの文章を読んで不快に思う人のほうが多いことが予想されるからです。)私がコラムでよく言及しますが、たった一人の天才によって変革が始まるというのはまさにこのことかもしれません。エースで4番みたいなことは高度化された現代のプロ野球やMLBで誰もできないと思っていたことでしたが、やっちゃってます。わたしはよくDNAの壁という言葉を使うのですが、凡人がどんなに努力してもDNAという才能を超えることはできないという意味で使います。野球に限らず日本人選手が海外で歴史に名を残すような人が少ないのはまさにDNAの壁に阻まれているからです。わかりやすく言うと、どんなに速く走るロバをスパルタ調教しても、その辺のサラブレッドより遅いという事です。これはいい悪いの話ではなくロバにはロバの、サラブレッドにはサラブレッドの役割があるということです。人間に置き換えれば戦うフィールドを間違えると能力を発揮できないという事態に陥るということです。たとえばいま女性の活躍が声高にさけばれています。そしてその言葉は社会進出に特化されている傾向があります。しかし、歴史的、総合的、包括的に見れば最初から女性は活躍しているのです。それを社会進出という女性にとってむずかしフィールドにあえて押し出すからおかしなことになるんですよ。人類史において女性のもっとも重要な役割は子供を産み育てるということでしたし、今もそうです。ですから女性の脳や体は子育てに関する方面に秀でるように設計されています。そしてかわりに社会で活躍するという機能において男性より劣るようにできています。具体的に言うと、女性は言語や感情面で優位にできており、男性は論理的思考において優位に作られています。そして現代ビジネスでは論理がすべてとなっているのです。ですから女性の社会進出というのはDNAからして難しいということになるのです。もうこれは女より男のほうが腕力が強いというような単純なレベルの話なんです。しかしいるんですよ。ごく稀にDNAの壁を越える人が。これはものごとにはすべて分布があるということからもいえますし、突出して優れた人がそこにはかならず少数いるのです。たとえばDeNAの南場氏や現横浜市長の林氏がそれに当たります。野球で言えばそれが大谷ということになります。人類の何百万年の歴史を覆してしまうほどの才能ということです。ではこのような人が現れるとどうなるのかといいますと、約20年後に彼らを超えるような人たちが多数ではないにしろ一定数出現します。(だから人類は進化するわけですが)どういうことかといいますと、彼ら彼女らを見た多くの子供たちが同じ場所を目指すんですよ。そしてその中から能力のある子供たちだけが頭角を現してくるのです。かつてタイガーウッズが現れたとき、彼はゴルフ界で突出した才能でした。しかし今、タイガーを凌ぐ多くの才能がゴルフ界を席巻しています。タイガーにあこがれたかつての子供たちです。つまり女性の社会進出など余計なことをせずにほっておけば時間をかけて勝手に達成されることになるのです。管理人T