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コラム第7回 主流派経済学の終焉①  ~アベノミクス~ - トーヨーメタル株式会社(ToyoMetal)

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コラム第7回 主流派経済学の終焉①  ~アベノミクス~

カテゴリ: お知らせ 作成日:2017年03月07日(火)

管理人Tです。春節も終わり少しずつ物流が活発になってきております。今回はまた経済学についてだらだらと書きたいと思います。

タイトルが主流派経済学の終焉①となっているようにちょっとしたシリーズを想定しています。主流派経済学とはなんぞやと思われるかもしれませんが、ざっくり乱暴にいうといま世界でとられている経済政策です。だから主流派なんですけどね。コラム第1回で述べたように経済学というのは非常に未熟です。この見解は現在主流派経済学に属する人たち以外はほとんどが認めるところだと思います。要するにいまから主流派の人たちを批判および非難しようということです。(ただし、私は経済学を学んだことはありません。笑)まずは、もう4年以上にもなるアベノミクスですが、おさらいしておきますと①大胆な金融政策、②機動的な財政政策、③投資を喚起する成長戦略でした。(新三本の矢については何いってるのかわからないので割愛します。)そして、実際行われたアベノミクスの大部分は①のみで、それはイコール黒田ノミクスでした。②は始めこそ財政出動しましたが、その後消費税増税を筆頭に緊縮財政へと舵を切っていきました。③にかんしてはTPPが目玉だったのでしょうが、発効しようがしまいが、日本経済への影響は限定的でしょう。そして、安倍首相のブレーンの一人が放った言葉に「アベノミクスはトリクルダウン政策」というものがありました。そしてあろうことかこの言葉を「21世紀の資本」で世界中に名を馳せたトマ・ピケティの前で言い放ちました。もうアホかと・・。ピケティは「21世紀の資本」のなかでトリクルダウンは起きないという趣旨のことを断言しています。ピケティはもともと数学の天才で、その天才が経済学を学んだのです。そして一般庶民が直感的また実感的に感じていたであろう「トリクルダウンは起きない」ということを、世界中の協力者と共に膨大なデータを集めて証明したのです。地道で泥臭い作業も高等な数学も操れるまさに天才のなかの天才です。また彼は経済学をさも高貴な学問に見せようと小難しい数式を多用していた主流派経済学者たちを痛烈に批判しています。数学の天才である彼にとって未熟な経済学者の使う数式は子供のおもちゃにしか見えなかったのかもしれませんね。次は黒田ノミクス~大胆な金融政策とはなんだったのか~というテーマで書きます。

管理人T