コラム第3回 AI(人工知能)がもたらす社会
管理人Tです。今回は人工知能です。いわゆるAI(artificial intelligence)です。
昨今、盛んにIOTやAIといったものがもてはやされ始めました。IOTはそれほど斬新とはいえませんが、ここ数年急激に進化してきたのがAIです。今後数十年あるいは十数年の間にAIに無頓着な企業は間違いなく淘汰されていくことになります。淘汰される可能性が高いのはもちろん中小零細企業で、当社も例外ではありません。
AIが世界に衝撃を与えた最初の出来事はチェスでした。1997年伝説的王者カスパロフに勝利します。それから十数年後、今度は将棋においてもトップ棋士を凌駕しました。そして去年、囲碁でアルファ碁というソフトがトップ棋士のひとりのイ・セドルに圧勝していしまいました。将棋までは主に探索機能に優れている印象でしたが、アルファ碁はざっくりいうと自動学習ともいえるような機能を備えていました。人間が手を加えずとも勝手に強くなっていくのです。これは驚くべきことす。経済界や産業界においてもAIやAIを備えたロボットがすべて人間にとって代わことになるでしょう。すべての改善改良、あるいは経営もAIがしてしまいます。AIのメンテナンスまでもAIがするようになります。
そしてすべての仕事をAIが担うようになったとき、いまのマネーシステム(お金の制度)は根底から否定されかねないことになります。台頭著しい仮想通貨ももちろん含みます。私たちは原則的に労働(物やサービスの提供)の対価としてお金をもらい、逆の場合はお金を支払います。ではAIが仕事を担う社会ではAIにお金を払うのでしょうか?AIがお金をもらいAIがお金を支払う?資本主義が限界を迎えつつあるいま、AIの登場により新たな社会システムが誕生するかもしれません。
管理人T