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コラム第26回 コロナがもたらした功罪 常識の崩壊と価値観の多様化 - トーヨーメタル株式会社(ToyoMetal)

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コラム第26回 コロナがもたらした功罪 常識の崩壊と価値観の多様化

カテゴリ: スタッフブログ 作成日:2020年10月29日(木)
長らくお待たせ致しました。一部のファンの要望により、コラムを再開いたします。
再開第一弾ですので少し長編となります。尚、このコラムは筆者個人の見解であり、トーヨーメタル㈱の見解とは全く関係ありませんので社として苦情は一切受け付けません(笑)このコラムを読むことで気分を害すかもしれないと予感された方は、今すぐブラウザバックをポチっとすることを推奨します。
【コラム第25回 逆イールド 大不況時代】 で書いた通り大不況はコロナによってもたらされることになりました。春先は得体のしれないものが入り込んできた、というような状況でした。でも今はどうですか?今現在もなお、コロナが猛威をふるっているように見えます。しかし日本においてはちょっと死にやすいただの風邪というのが大方の実感ではないですか?少なくともエボラとか狂犬病レベルのウイルスではありません。そんなこと本当はみんなもうわかってるんでしょ?でなければ、9月の4連休にあれだけ混雑するわけがない。たいしたことないと思っているからみんな外出するんです。しかし、日本は建前を重視しますので、公的機関や組織に属している立場だと「ちゃんと対策してます!」というアピールをしなければならない。めんどくさいけどやってるふりをしなければならない。そうしなければ社会的に叩かれる空気が醸成されている。この「空気」が非常に厄介で、不毛なやり取りや無駄な作業を誘発し分断を招きます。この空気を読むという行為は実にくだらない。そして不毛。初期のころはパチンコが悪者にされました。その後は夜の街が悪者にされました。もうこうなってくるとカオスです。テレビや新聞からしか情報を得ることができない人はいわゆる情弱です。これらのメディアは恣意的です。そして日本人は非常に情弱が多いので厄介なのです。コロナに関して私が見たところ、最も客観的データに基づいた結論を導き出しているのは京都大学の上久保教授です。少し長い動画ですが、非常にわかりやすい。もちろんテレビのように恣意的な編集もありません。https://www.youtube.com/watch?v=CxPyM47fBNk
普通にいろんなウイルスや菌に曝露され続けることが免疫系統を強くする。ごく当たり前のことです。ただの風邪なのに直接コロナウイルスを血管にぶち込むワクチンなんて逆に怖くて打てません。しかも開発に通常数年はかかるものをほとんど一年未満で提供するのですから安全性には大いに疑問があります。またインフルエンザを含めてRNAウイルスは変異が早くワクチンの有効性に疑義があります。むしろ成功したワクチンなんて天然痘ぐらいじゃないんですか?動画にもあるようにウイルス干渉という考え方も重要で、コロナのおかげでより多くの死者を出すインフルエンザが劇的に減っています。まさにコロナに感謝しなければなりません。また最近になって常時マスクをすることの悪影響というのが注目されています。ドイツの権威ある脳科学者がマスクをつけると子供は発達障害、大人は認知症の可能性が高くなることを指摘しました。脳へ十分な酸素が供給されない状態が続くと深刻なダメージを蓄積し続けるようです。私はこれを知ってから極力マスクをしなくなりました。
少し話は変わりますが、今回のコロナ騒動は誰かが仕掛けた劇場のように私には見えます。いろんな説がありますが私はいわゆるDS(ディープステート)系が仕掛けたのではないかと考えています。コロナの検査はPCR検査が用いられますが、PCRを開発したノーベル賞受賞者のキャリーマリスは、PCRを感染症検査に用いてはいけないと言い、昨年の夏に謎の死を遂げています。実際PCRは偽陰性率、偽陽性率からみても感染症の検査として用いるには大変問題であり、また感染していなくてもウイルスが付着しているだけで陽性となる代物です。そりゃ無症状の人が多数になるわけです。また今でも指定感染症の上位の扱いをしているため、医療がひっ迫しているのはウイルスのせいではなく単に人間側の問題です。厚生労働省の感染者数水増し疑惑もあります。分かっているのにあえて隠す。メディアは非常に悪意に満ちています。そういえば来年夏に延期されたダボス会議の表のテーマは「グレートリセット」です。何か企んでますかね?(笑)
 
とまあ、ここまではコロナの影の面を書いてきましたが、コロナは光ももたらしました。私はむしろコロナの功績の方に注目しています。ぶっちゃけて言うとコロナが来てよかったと思っています。コロナがもたらした功績で最も大きなものは、人は働かずにお金をもらえる時代を迎えることになる、ということでしょう。いわゆるBI(ベーシックインカム)です。世界各地でロックダウンがなされ、日本でも緊急事態宣言がだされました。多くの人の仕事がなくなっていきました。で、何か困りましたか?困ったことはたった一つですよね?「お金がない!」ただそれだけでそのほかの事に関しては世の中は私から見れば普通に回っていました。しかし、現代社会はお金が人を支配しています。そして原則として仕事をしなければお金は得られない仕組みになっている。99%の人間はお金の奴隷といっても過言ではありません。コロナによって経済が止まった、すなわちお金が止まったので各国政府は支援金や給付金を出し始めます。働かなくてもお金がもらえた瞬間です。不労所得のすばらしさを皆さんも実感したことでしょう。「働かざる者食うべからず」とかいう思想はすでに通用しなくなりつつあることを意味します。持続化給付金などに関しては、個人でいい規模感で仕事をしていた人は一気に数百万円のお金が入ってきてプチバブルみたいな人もいました。でもあんなにお金を配ったのに経済は元通りに回復しましたか?してないですよね。ぜんぜんお金が世の中に足りていないのです。
さてここからはさらにBIについて掘り下げていきます。コロナで注目されたBIですが、最近BSのテレビ番組で竹中平蔵がBIについて言及したことで再び注目度が上がってきました。BIにはいろんな種類とパターンがあります。働かない人が続出して経済が破綻する等の問題点を指摘をする人もいます。確かに一人1億円を一気に配れば経済はおかしくなるでしょう。要は程度問題です。竹中平蔵が提唱した毎月7万円を配る代わりに、社会保障を削減し、財源として税制を組み替える(主に増税)というのは非常に危険なBIです。一方、現在の社会保障制度(年金、生活保護、健康保険)などを維持したまま、毎月7万円から10万円を配るBIもあります。こちらの財源は国債発行ということになります。こうなると国の借金がー!とわめく財政破綻論者が出没し始めますが無視してOKです。政治家のなかで財政破綻論を唱える人の話を聞くと、どうやら本当に日本が財政破綻をすると思っている節がある。高学歴で財務省や大手金融機関出身者の超エリート政治家が本気でそう思っている。お金の仕組を理解できていない。日本七不思議のひとつに数えたいくらいです。まず事実として、今回の特別定額給付金や持続化給付金は国債発行によって賄われました。で、日本国債市場がどうなったかといいますと、全く変化なし。日本の財政が破綻するのであれば国債金利は急騰しなければなりません。日銀のコントロールによりますが10年債利回りは0%付近でびくともしません。ということはもうわかりますね。まだまだ国債発行しても問題ないということです。以前のコラムでも書きましたが、国債発行の上限はその国が許容できるインフレ率までということになります。現在政府日銀は2%のインフレ率を目指していますので、少なくともそこまでは国債発行が可能になります。というより発行しなければならない。インフレ率は需要と供給のバランスで決まります。分かりやすい事例がマスクです。春先はマスクの供給力が追い付かず、異常な価格高騰を見せました。しかし時間が経つにつれて供給が追い付きはじめると、価格は適正に戻ります。非常に単純です。BIは需要増大に働きかけるものです。今のデフレはすべて需要が無いというのが原因です。正確には潜在需要が顕在化しないのです。平たく言うと欲しいものはあるがお金がないから買えないのです。ここで少し面白いデータを紹介しておきます。参議院の調査情報担当室というところが、現在の社会保障制度を維持したまま、全国民に一人毎月10万円を配り続けるとどうなるのかを試算しています。もちろんすべて国債発行で賄います。結果は3年目のインフレ率が最も高く1.8%程度。4年目からはインフレ率は下落を始めるというものでした。すなわち、国債発行をして毎月10万円を配り続けても、日本は2%のインフレ率にすら達しないということです。4年目からは供給力が整うことによりインフレが抑制されていくのです。働かなくても政府から毎月10万円が支給が可能な国に私たちは生きています。今の社会保障制度を維持したまま、毎月10万円を政府から受け取れることのできる国が日本なのです。ただしこんなことを出来る国は世界でも少数です。このBIを導入できるのは世界でも、アメリカ、日本、イギリス、スイスくらいでしょう。あと格差大きすぎ人口多すぎ問題があるにしても圧倒的供給力から中国は可能かもしれません。また単一通貨ユーロにもかかわらずドイツも可能かもしれません。ドイツはすでにBI実験に踏み切っています。小さな国ではシンガポールや台湾スウェーデンも可能だと思います。全ては技術に裏打ちされた高度な供給能力にかかっているのです。また日本は勤勉な国民性も寄与しています。ある経済評論家のアンケート調査でこのBIが導入されても今の仕事を続けると答えた人が90%を超えていました。たしかに毎月10万円と引き換えに仕事を辞めてしまうのも少し無謀な気もします。毎月10万円程度なら普通の人は働き続けるのです。しかし自称専門家のなかには直接お金を配っても、貯蓄に回るからだめだ。経済に寄与しない。と否定する人もいます。これを専門バカといいます。普通に考えればいいんですよ。貯蓄に回るのは悪いことですか?老後2000万円必要とまでいわれるのですから貯蓄に回るのは悪いことではありません。そのかわりインフレ率は上がりませんので、まだまだお金を配ってもいいということになります。なんなら毎月20万円配ってもいいです。それでインフレ率が上がらないなら、国民の金融資産は名目的にも実質的にも増えていきますからいいことですよね。ただしどっかで必ず使い始めますけどね。そしてこれまでのような働き方というのはどんどんなくなっていくでしょうし、そうなるべきです。
すなわちコロナがもたらしたもう一つの光は人の働き方にあります。
緊急事態宣言が出されて街から人が消えました。通勤の渋滞もなくなりました。会社に行かなければ仕事にならない人以外は在宅勤務となったはずです。わざわざ会社に行かなくても多くの人が自宅で仕事ができることを身をもって体感した瞬間でした。「なんでわざわざ会社行くん?」当然の素朴な疑問ですよね。自宅で仕事できるんですから。この在宅ワークというのは非常に理にかなっています。メガネのJINSが少し前に、JINS MEME ESという眼鏡を発売しました。27000円以上するにもかかわらずあっという間に売り切れた人気商品です。(斜陽産業だったメガネ業界を成長産業に押し上げたJINSについてもいつかコラムで書いてみたいですね)このメガネを使ってJINSは自社での研究結果を出しています。それは人が仕事をするときに最も集中力を欠く場所はオフィスというものでした。非常に興味深い研究結果です。みんなわざわざ時間とお金をかけて集中力を欠く場所まで行って毎日仕事してるってことです(笑)また現代のエネルギーは移動と輸送に70%が使用されているともいわれますから、そこを削減することでより豊かな生活を送ることができます。最近ではワーケーションなんて言葉も聞きます。つまり遊びながら働くのです。むしろ仕事など遊びのついでにやるものになっていきます。真面目にコツコツ働くというのはこれからの時代は貧乏くじを引かされることになるでしょう。やりたい人はやればいいけど少なくともその価値観を他人に強要することはできない時代が来ます。誰でもできる仕事はAIやロボットがやるんですから。ここまで書いてきた通り、これまでの常識はまったく通用しなくなり、さまざまな生き方(価値観)が生まれ、それぞれ個人の自由が尊重される時代にもう半ば強制的に突入しているのです。せっかくいろんな価値観や生き方にコロナが気づかせてくれたのに、あなたはまだもとの生活に戻ろうと努力をするのですか?
 
物流課 田中