施工時のフラックスの影響によっても緑青が発生する場合、緑青は施工不良を意味するのでしょうか。施工不良による場合、どのような不良が考えられるでしょうか。
フラックスは、強酸で施工時に付着したままだと銅と反応して緑青色の生成物を作ります。マニュアルでは、管内面に残ったフラックスはブラッシングで、外面は冷却を兼ねて濡れたウェスで拭きとり、出来るだけ除去するよう指導しています。これは、フラックスが残っていて銅管を腐食させ漏水事故に至った事例があり、これを避けるためです。
トーヨーメタル株式会社 本社 (ブランド名:Cuivre)
TEL 072-241-4422
FAX 072-241-4430
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銅とステンレスの電位差による腐食の可能性はありますでしょうか。できれば、直接に接合を考えたいのですが…。
銅とステンレスは、一般的には異種金属接触腐食を起こさないと言われています。これは、銅とステンレスとの電位差があまりないことに拠ります。管でも直接接合していますので問題ないと考えます。
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りん銅ろうによる銅配管どうしの自動ろう付で、りん銅ろうのぬれ性を阻害する要因を教えてください。(温度条件は問題ないことを確認済みです。)
自動ろう付機のバーナーが固定式でしょうか。人手によるろう付のようにバーナーのゆらしがない固定式ならば、バーナーの強さ、当てる時間を朝、昼、夜の3回、 調整する必要があります。また、バーナーどうしの炎の干渉も注意する必要があります。
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冷媒配管(管径28.6)の配管が、曲げ部(内側)が波状になり筋上の傷が確認されました。今後使用していく上で心配な事はありますか。
これは、曲げ加工時のシワと考えます。 冷熱繰り返しによって伸縮しようとする力が働き、この部分に応力が集中する可能性があります。 シワができる原因としましては、ベンダーのコマのサイズが合っていない・UBのピッチが狭すぎるなどがございますが、 状況により発生原因は異なります。 疲労割れなどの心配がございましたら、一度弊社お問い合わせへご相談ください。
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温水器の湯配管で15.88の保温銅管を使うのですが、水配管と空調冷媒の銅管は同じですか。それとも違うのか教えてください。
外径15.88についていえば、違いは肉厚のみです。当然冷媒の方が高圧なので、給水給湯で0.71tに対し冷媒では1.0tが相場です。細かいことをいえば、呼称やそれぞれ特有のサイズがありますので下記URLまでお問い合わせください。
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食品衛生法にからみ、食品に触れる部分には錫めっきや銀めっきがなされていると思いますが、中には処理をしていない銅そのままの食器もあります。錫めっき等の表面処理は必ずしなければいけないのでしょうか。
食品衛生法において「器具若しくは容器包装又はこれらの原材料一般の規格」及び「器具及び容器包装の製造基準」によれば、食品に接触する部分を全面錫めっきまたは銀めっき、その他衛生上危害を生ずるおそれのない処置を施さなければならないとされていますが、厚労省(旧厚生省)より緑青は無害であるとの見解が昭和59年にでており、科学的な事実に食品衛生法が追い付いていないのが現状です。
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食品装置に銅や黄銅を使用するのは衛生法などに抵触するのでしょうか。装置はハンバーグの具を充填するもので、直接食品と接触する部分に使用する予定です。問題ありますか。
食品衛生法の器具及び容器の製造基準では、以下となっています。銅または銅合金製の器具及び容器包装は、その食品に接触する部分を全面錫めっきまたは銀めっきその他衛生上危害を生ずる恐れのない処置を施さなければならない。ただし、固有の光沢を有し、かつさびを有してないものはこの限りでない。と規定しています。ただし書きに該当するかどうかについては所管する役所に相談されることをお薦めいたします。
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銅管を曲げ加工するとき、加熱すると柔らかくなり曲げやすくなると聞いていますが、何度くらいでどのくらい柔らかくなるのか教えてください。
約400℃で機械的性質が大きく変化します。バーナーで加熱して曲げ加工している加工業者もいますが、加熱しすぎ等が懸念されます。曲げ加工可能な状態にしているパイプ(質別O材、1/2H材)もお取り扱いしておりますので、下記URLよりお気軽にお問い合わせください。
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銅管を使用したアッセンブリーを開発中です。材料の選定をしていたところ、品番の後ろにO、1/2H、Hという記号がありました。どのような違いがあるのでしょうか?
Oは手曲げできる位柔らかい材料です。Hはハード材で最も硬くて強度のある材料で曲げ加工はできません。1/2Hは半硬材とも呼ばれ、OとHの中間位の硬さでベンダーで曲げることが出来ます。用途により、相性の良い材料が異なりますので、下記URLへお気軽にお問い合わせください。
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ロウ材のカドミウムフリーとそうでないものは用途がどのように違うのですか?
カドミウムは各種規格の環境基準に沿わない成分の為、食品加工、及び輸出入の伴う製品の製造工程では使用が不可となります。ですので、ロウ付をしようとする部材の最終用途を踏まえてロウ材の選別をして下さい。
また、当社におきましても適切なロウ材のご提案をさせていただきますので下記URLよりお問い合わせを頂けますと幸いです。
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